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守り本尊は法身の実体
生まれ歳の干支(えと)によって、それぞれの守り本尊が割り当てられています。そして、各縁日があり、縁日に参詣すると特別に功徳があるとされています。
私たちが自己の「仏心」を深く観察し、大慈悲心をもってひとしく安心(あんじん)の道を得る手段としての守り本尊です。
この由来については、密教の結縁勧請(けちえんかんじょう)とかかわりがあると言われています。結縁勧請とは、仏縁を結ぶ儀式で、目隠しをして曼荼羅(まんだら)に華(はな)を投げ、その華の落ちた尊像と宿縁があるとします。(投華得仏)
この儀式は、広く一般信者にも行われるようになり、特定の尊像と誰しもが生まれながらにして持っている自己の仏心とをつなげたことから、守り本尊が生まれました。
- 子-----------千手観音菩薩 ←Click!
- 丑、寅--------虚空蔵菩薩 ←Click!
- 卯------------文殊菩薩 ←Click!
- 辰、巳---------普賢菩薩 ←Click!
- 午------------勢至菩薩 ←Click!
- 未、申---------大日如来 ←Click!
- 酉------------不動明王 ←Click!
- 戌、亥-------阿弥陀如来 ←Click!

仏教のおこり
仏教は紀元前5世紀ごろにお釈迦様が悟りをひらかれ、その悟りの経涯を広められたことによって始まりました。
そして初期の仏教では、お釈迦様の姿をかたどる事を厳しく禁じられました。なぜなら仏教では「悟り」そのものが信仰の対象であり、姿や形が尊いということではないからです。
煩悩の数ほどある仏様
仏像が出現するのは、お釈迦様が亡くなられてから500年以上も経ってからです。悟りそのものを文字や形で示すことは困難ですが、様々な方便で示そうとしたものが仏像や経典です。
ですから初期の仏像はお釈迦様をモデルにした釈迦如来像だけでした。しかし、紀元前後から様々な煩悩に対応した仏様が考えられました。
如来は煩悩の入り込む余地のない「悟り」を具現化した仏様ですが、如来だけでなく、多くの菩薩も考えられました。
もともと菩薩はお釈迦様の修行時代の姿をしていましたが、次第に意味が広がり、悟りに到る過程を様々な形で具現化し、そして人々を悟りに導く存在とされました。したがって、如来はお釈迦様が悟りをひらかれた後をモデルとしており、煩悩という装飾ははつけていません。
菩薩は、悟りをひらく前をモデルにしているので、煩悩という装飾品をつけている貴族の姿です。また当初、菩薩は如来の脇侍(わきじ)とされていましたが、次第に単独で信仰を集めるものが出てきました。一説には、煩悩の数ほど仏様があるようです。
明王(みょうおう)は、密教特有の仏様です。中でも空海(弘法大師)が密教と共に持ち帰った曼荼羅の象徴とした不動明王は、密教本尊の大日如来の化身と伝えられています。
神々も積極的に仏教に取り入れられました。仏教成立以前のインドで信仰され、神話や伝説の神々が仏教に取り入れられ、仏教の守護神となりました。
これらを総称して、天部と呼んでいます。中には煩悩の象徴であった夜叉、羅刹が仏教に取り入れられて善神とされ、悪神の阿修羅や牛頭天王も善神となっています。
その他天部とは異なりますが、神仏習合によって日本特有に生み出されたものとして、七福神、三宝荒神(荒神さま)などが信仰されてきました。
仏様ではありませんが、悟りを得た究極の修行者を羅漢と呼びます。十六羅漢・五百羅漢のように複数で扱います。
有名な羅漢は「撫で仏」と親しまれている「おびんずる様」です。
また、お釈迦様の弟子の中から選ばれた十人の実在した人をモデルにした十大弟子などは、供養を受ける尊者とされてきました。
~以上、イラスト・テキストは岐阜県多治見市・保壽院の発行する仏事暦(2010年カレンダー)より。転載される場合はご連絡下さい。





















